お墓の掃除に行ったら墓石の文字にドロがたまっていた!
そんな経験ありませんか?
私は先日、妻の実家の墓掃除をしたときにコレを発見しました。
これはなんだろうと疑問に思ったので調べてみました!
墓石の文字に泥が溜まっていた!
墓掃除をした時、文字に泥が溜まっていました。
写真撮り忘れたのでイメージになりますがこんな感じ。
かなりギッチリ泥が詰まっていました。
そんなことを妻と話しながら掃除していました。
歯ブラシで丁寧に泥を落としていくと、なんとその泥の中から小さな青虫が!
ビックリしながらも墓石の汚れと泥を完璧に掃除しました。
その後、なんだったのかわからずモヤモヤしていました。
どうしても気になるので調べようと思い立ちました。
そこで、大学時代の友人で昆虫の研究をしていた友人に詳細を送り、この泥は一体なにか聞いてみました。
泥の塊の正体はドロバチの巣だった!
状況の説明と数ミリの大きさの青虫がいたことを伝えるとすぐ答えてくれました。
なんと、ハチの巣とのこと!
しかも、ドロバチという種類のハチだろうと教えてくれました。
ドロバチとは?
ドロバチとは泥や土を使って壷のような形の巣を作るハチのことです。
ドロバチの見た目は黒をベースとしており、腹部に黄色の2本線が入っています。
生息域は広く、ほぼ日本全国に分布しているといわれています。
その種類も多くいるそうで、日本には十数種分布するとのこと。
いずれも体長10~20mmぐらいの大きさです。
また、外見の似ているトックリバチというハチがおり、トックリバチは腹部第2節が細くなっています。
たしかに似ていますね。
ドロバチの生態
ほとんどの種類のハチは、コロニーという「集団」で行動します。
ですが、ドロバチは「単独」で巣を作るという独特の特徴を持っています。
墓だけでなく木のくぼみや軒下に巣を作ることもあるそうです。
また、秋に巣を作り、エサとしてつかまえた青虫に麻酔をかけて生きたまま巣の中に貯めていきます。
私が泥の中から発見したのは、エサ用の青虫だったんですね!!
巣にエサの青虫を貯めたあと、巣に産卵し、その中に卵とエサの青虫だけを残して巣の穴をふさぎます。
巣に残された幼虫は、親蜂が捕えたエサを食べて閉じられた巣の中で成長していきます。
翌年の春にサナギになって羽化をしたあとに巣を出ていくのです。
また、夏に生まれ、秋に羽化する個体もいるそうです。
ドロバチの危険性は?
ドロバチも、スズメバチやアシナガバチのように毒を持っています。
ですが、スズメバチやアシナガバチよりは劣ります。
虫に麻酔をかけるための成分が含んでいます。
ですが、人に影響ないと言われています。
刺されてしまったときに、アナフィラキシーショックが起こる可能性は少なからずあります。
刺されないように対策が必要ですね。
ドロバチは人を刺してくるの?
ドロバチは、基本的に人を刺してくることはありません。
人が触ろうとしたり、むやみに巣に近づいて揺らしたり、壊そうとしたり、心配して警戒しているハチを手で払おうとしたりしなければ、人を刺したりはしないとのことです。
そのため、墓掃除をする際には気をつけたほうがよさそうです。
虫よけスプレーすることをオススメします。
ちなみに、私が使っているのはコレです。
しっかり虫よけしたいときはコレを使っています。
墓掃除の時はハチ対策だけじゃなくて、蚊もいるから虫よけしたほうが絶対いいです。
amazon虫除けランキング2位のこれもオススメ。
ミストタイプで肌に優しい成分配合されています。
青虫を麻痺させる程度ですが、毒を持っているので対策するに越したことはないでしょう。
まとめ
ドロバチなんて存在は知りませんでしたが、面白い生態ですね。
青虫を麻痺させて生きたままエサ用に貯蔵するって興味深い!
巣に穴が空いていない状態だと中に幼虫と青虫がいると思いますので、墓掃除の時は気をつけてくださいね。
墓掃除をしてこんな発見があるなんて思ってもみませんでした。
いろんなところに巣を作るみたいなので、興味がある人は探してみてください。
ドロバチの巣を探してみる時は、刺されないように虫よけをしてくださいね。
では!